ネットワークエンジニアGさんの転職体験談

・面接、書類選考突破の秘訣
面接時、メモを取ることが可能な場合は、手元にペンとメモ帳を用意しておくのがいいと思います。なぜなら、採用後、実際に業務に入ると口頭で早口に作業の指示をされることが多いため、メモを取る癖がついている人を積極的に採用する面接官がいるためです。

姿勢を正して明るい対応をする人も採用される可能性が高まると思います。IT系の企業は能力を重視する人が多く、仕事さえできればコミュニケーションがうまく取れなくても問題はないと考える人が多いため、積極的に挨拶をしたり会話をする人が少ないです。ただ、企業としては挨拶をしない風潮を変えていきたいと思っているようなので、明るく大きな声ではきはきと話しのできる人に好印象を持つようです。

求人情報の資格欄に英語必須と記載がない場合でも、英語検定1級か2級程度あると採用側の印象が良くなるように思います。IT企業では海外の企業と取引をしている企業も増えていますし、従業員も外国人が増えています。日常会話ができたり、簡単な英語の文章程度は翻訳可能な場合、採用される可能性は上がると思います。


・転職理由
就職氷河期と言われる近年、就職率に関して個人的に全く改善しているようにも思えず、給料も上がることは期待できないと思っていました。そんな不安を抱えているとき、今後急成長するIT業界であれば、仕事がなくなることはないのではないかと思い転職を考えました。それに、IT業界は給料面も魅力的です。経験年数やスキルにもよりますが、IT業界の仕事はやればやっただけ高額の給料をもらうことが可能なので、頑張った分だけ給料に反映されます。頑張れば独立することも可能なため、将来仕事がなくなる心配もありません。継続して仕事を続けられることと給料面に魅力を感じたので、転職をしました。


 ・役立つ資格試験情報
英語検定1・2級、TOEIC650点程度あると仕事がスムーズに出来ると思います。
日本企業に勤め従業員も日本人のみの場合でも、英語は出来たほうがいいと思います。なぜなら、プログラムを組むにしてもテスト・評価作業をするにしても、必要なデータは全て英語表記になります。アルファベットが苦手、英語が苦手では作業内容を正確に把握し理解することができません。英語に苦手意識がある人はIT系の仕事をこなすのは厳しいと思います。

CCNA
CCNAはシステムの基本的な構造を理解するための資格になります。この資格は基本的にシステムの保守管理をする人向けの資格ですが、システムエンジニアプログラマーを目指している人にもこの資格は役に立つと思います。DBとアプリのつながりを理解しているプログラマーの書くプログラムにはミスが少なく社内での評価も高いため、給料が高くなったり別の会社に移動したい場合に高額な給料を提示してもらえる場合もあります。長期的にIT業界で働きたいと考えている場合、この資格を取得しインターネットの仕組みを理解しておくのがいいと思います。


・良い、悪い会社の見極め方
面接時、面接官が目を合わせずに話す場合、社内の人間関係があまりよくない場合が多いです。面接官が明るい笑顔ではきはきと話す場合、社内の雰囲気がいい可能性が高いです。ITの仕事はPCを使用して長時間作業をするため、人と会話することが苦手な人が多いです。雰囲気の悪い会社は言葉が乱暴な人が多いため、気分よく仕事に集中できる環境で仕事をすることを希望する場合は、面接官の話し方や表情をよく観察するのがいいと思います。


 ・これから転職する人へのアドバイス
IT業界はこれまでのキャリアは関係なく、やる気と忍耐力があればあれば対応可能な業界です。学歴やこれまでの職歴で、これ以上給料が上がることはないと諦めている人には、一度IT業界へ転職しキャリアに関係なく自分の努力次第で評価される楽しみを感じていただきたいです。
IT業界は日々進歩している業界なので、たった数年前の技術がすぐに古くなります。そのため、日々情報収集や勉強を継続してする必要があります。歳をとってくると理解力も記憶力も落ちていき、勉強することが苦痛に感じることもありますが、努力しただけ給料に反映され分かりやすく結果が得られるので頑張りがいがあると思います。