ヘルプデスクEさんの転職体験談

私は全くの未経験でIT業界へ飛び込みました。
転職をした理由としては、留学で英語を学び活かせる仕事がしたかったことでまず外資系会社を探しており、
たまたま地元にて某外資系企業の社内システムサポート(ヘルプデスク)を募集しているのを発見したためです。
某ITベンチャー企業に所属し、その企業が様々な(主に大手企業)企業の社内ITシステムサポート業務を請け負う為に
企画書から予算管理までを一任し、提案してコンペにてその業務を獲得する、という流れです。
そのベンチャー企業がコンペで獲得した、外資系企業のシステムサポート業務のうち地方の生産工場のサポートを任されました。
といっても、まずキャリアも積んでいない、パソコンの知識ぐらいしか分からない状態でしたので、
しばらくは研修という名目でつきっきりで上司が指導してくれました。
ベンチャーだったため、転職者がほとんどでやめていく(メンタルが問題)人もかなり多くいたのですが、
いわゆる噂で聞くようなブラックな会社でもなく、社長が残業をあまりしない(おそらく自宅で作業していた)人だったため
比較的社内の風通しもよく、ITには珍しい良い会社だったと思います。こんな恵まれることはあまりないとは思いますが、
熱意とやる気で会社次第で未経験でも採用してくれる所はあります。この会社を通して様々なIT企業との取引も行っておりましたが、
IT特有の就業時間をあからさまに気にしない、コミュニケーションや社内伝達がうまくいっていない会社は要注意です。
忙しいと時間を気にしないなどは当たり前のようになってしまうので仕方のないことと思いますが、
まずは人を見てください。あとは上下よりは横の関係がきちんとしているか、見た方がいいと思います。
IT企業は、他の企業での上下関係よりも横の関係が大切かなと感じました。それは、若くても実力がある人は
どんどん出世していくし仕事がとにかくできます。趣味の延長上で働いている人が多い世界でもあると思うので、
年齢が上だからといって若手よりも仕事ができる、とは限らないのです。私が所属していた会社でもやはり若手でずば抜けてできる人がいましたので
不明点がある際は誰にでも質問ができるよう、日ごろからコミュニケーションを欠かさずにいました。
資格は、分野によっては必要だとは思うのですがとにかく幅広く勉強した方がいいです。
ユーザサポートであればパソコン整備士など安心できる資格ではないでしょうか。
私の場合、資格を取得する時間もなくすぐ実践だったので未だに持っておりませんが、キャリアはかなり積めました。
IT分野への転職は、分野次第ではさほどハードルが高いものではありません。
会社の色によって、以外にものすごい働きやすいところに出会える可能性も十分にあります。